フットケア外来
当クリニックは、フットケア研修で認定を受けた糖尿病認定看護師が在籍しており、
糖尿病の患者様に対する足のケアに力を入れております。
フットバスを用いて、5~10分間の足浴を行います。
血行促進、リラックス効果があります。足浴をしながら、体調や日常生活についてお話させていただきます。
足を触って、しっかりと観察します。
足の乾燥、湿疹、鶏眼(ウオノメ)・胼胝(タコ)、爪の肥厚や巻き爪、足の傷、履いている靴底のチェックを行います。
足のしびれがないかを確認し、タッチテストや音叉を用いて感覚のチェックを行います。
フットケア専用の器具を用いて、爪のケア、角質のケアを安全に行います。
足の乾燥や湿疹がある場合、保湿剤を用いて保護します。必要に応じて、外用薬を処方します。むくみや冷えに対してマッサージを行います。
ご自宅での足の洗い方、爪切りの方法、保湿、靴下着用などの指導を患者様に応じてご説明します。
※上記以外で、巻き爪治療等を希望される場合、追加で自費負担が必要となります。
詳細はこちらをご確認ください。
糖尿病の重要な合併症に、足病変があります。
足病変とは、
①足白癬・爪白癬(水虫)
②細菌感染
③鶏眼(ウオノメ)・胼胝(タコ)
⑤巻き爪
⑥足の変形
⑦足壊疽
⑧神経障害(しびれ、痛み、感覚異常)
⑨血流障害(閉塞性動脈
原因としては、①糖尿病による免疫力の低下から感染しやすい状態にあること、②高血糖により足の先から神経
障害を来しやすいこと、③糖尿病による動脈硬化から足の血流が悪くなりやすいこと、が主に挙げられます。
※下記内容が当てはまる方は、特に注意が必要です。
①高齢者;60歳以上
②糖尿病の罹病期間;長期(10年以上)
③神経障害の存在;知覚障害(温度や痛みを感じにくい)
④視力障害;自分での爪切りが困難な場合
⑤腎障害・浮腫;腎臓病や透析においては、特にリスクが高い
⑥脳梗塞の既往;足麻痺の後遺症
⑦足切断の既往;潰瘍や壊疽の再発を起こしやすい
⑧足の変形
⑨立位姿勢や歩行が困難な場合
⑩足に負担のかかる仕事や生活環境
⑪高血圧、高脂血症、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、下肢血流障害、高度肝障害
⑫その他のリスク因子;無頓着、コントロール不良の糖尿病、長期の飲酒、喫煙、足の冷え、過剰な運動
足のこと何かでお悩みの方、上記の内容で少しでも気になる点がある方は、お気軽にご相談ください。
早期のケアや早期発見・治療が、将来的な綺麗で健康な足の維持に繋がります。
こちらを参照ください。
上記の疾患がない患者様も、アロマオイルを用いたフットバスや足のトータルケア、保湿、足マッサージ、爪のケアを行います。内科を受診のうえ、お気軽にお問合せください。