「肥満糖尿病」

 

運動不足や暴飲暴食で肥満になりがちです。肥満になると血糖を処理する能力の障害がおき、軽い糖尿病状態になる人が増えます。

初期のうちに肥満を解消すれば、また正常に戻せます。しかし、そのまま肥満を放置し続けると、糖尿病になってしまう人が少なくないのです。このような、明らかに肥満が原因で発症する糖尿病を、「肥満糖尿病」といいます。

 

何キロになったら肥満?

私も肥満??

 

肥満とは体重がただ増えることではなく、体内に占める脂肪の割合が増えている状態をいいます。

基準は何??

  • 肥満=BMI 25kg/m2

 

BMIは、体脂肪量とよく相関する肥満指数で、国際的に使われています。

BMIには計算方式があり

体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長 (m)    で計算します

計算結果が22に相当する体重が標準体重です

 

逆にいうと

身長(m)×身長(m)×22  が目標体重です!!

まずは計算してみましょう。

 

減量による治療効果

 

  • コレステロール値の低下
  • 血圧を低下させ心臓病を防ぐ
  • 2型糖尿病の症状を緩和
  • 長生きできる

 

さらに・・

  •  膝の負担が軽くなる
  •  排卵を回復する
  •  乳がんのリスクを減らす

などの効果もあります。

 

これまでの研究より・・・

  • わずか5kg体重が増えるだけで、1歩ごとに膝に15kgもの負荷が加わりますまた、体重が1%減少すると人工膝関節になる可能性が2%減り、人工股関節になる可能性が3%減ると言われています。
  • 重度の肥満の女性の場合、7kg体重を落とすことで排卵を回復できると言われています。重度の肥満になると、標準体重の女性よりも妊娠する可能性が43%低くなります。
  • 閉経後に10kg以上減量した女性は、乳癌のリスクを減らせます。乳癌になるリスクは、閉経後に増加します。 閉経後、女性のエストロゲンのほとんどは脂肪組織に由来するため、閉経後に脂肪組織を増やすと、乳癌になる可能性が高くなります。

 

肥満はやはり、怖いですよね??

食事と運動で減量頑張りましょう!

少し減らすだけで健康になれるんです!!

 

大きな目標は立てず、

1か月-1kgを目指しましょう!

 

痩せすぎもいけません!

 

痩せすぎのリスクは

また後ほど、お話しします。

 

わからないことがあれば、

医師、看護師、栄養士、理学療法士に相談してください。

尽力させていただきます。

 

一緒に頑張りましょう!

 

おおやぶ内科・整形外科

理学療法士  濱崎 静香